インプラントを選ぶ芸能人は多い?種類やセラミックとの違いも解説
2025.10.30

ニュースやSNSで、インプラントをした芸能人の話題を聞くことがあるのではないでしょうか。
芸能人がインプラントを選ぶのは、どのような理由があるのかご存じですか?
テレビ映りのために口元を整えるだけではなく、他にもインプラントを選ぶ理由があります。
この記事では、芸能人がインプラントを選ぶ理由や、実際にインプラント治療をした芸能人などを紹介します。
芸能人のような綺麗な歯を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
芸能人がインプラントを選ぶ理由

芸能人がインプラントを選ぶ理由は、見た目の美しさだけではなく、他にも多くのメリットがあります。
歯を美しく見せる治療は他にもありますが、芸能人がインプラントを選ぶ理由について詳しく解説します。
高い審美性
インプラントには高い審美性があることが、芸能人に選ばれる大きな理由です。
他人から見える部分に装着される人工歯は被せ物(クラウン)と呼ばれ、天然歯に近い自然な色にこだわることができます。
テレビ画面や写真で不自然に歯だけが浮いてしまうこともなく、言われなければインプラントだと気づかれないほど自然な白さにすることが可能です。
歯が気になって笑えない、人工歯と知られたくないなどの悩みもなくなるのも、高い審美性があるインプラントのメリットです。
長期間続く耐久性
インプラント治療はメインテナンスさえきちんとしていれば、長期間続く耐久性があります。
歯を失ったときに選択できる治療は、インプラント以外にも入れ歯やブリッジがありますが、一般的な寿命は5~8年ほどです。
しかし、インプラントは平均10~15年の寿命があり、メーカーによってはそれ以上で、一生使い続けることも可能なほど高い耐久性があります。
20年以上経過したインプラント治療後の満足度は93%と高く、20年間に1本もインプラントを喪失していない症例(残存率)が86%との報告もあり、メインテナンス次第で長持ちさせることができると示されています。
(参照:「20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査」日本口腔インプラント学会 森永 太他)
歯列矯正と比較すると治療期間が短い
歯並びを綺麗にする歯列矯正と比較すると、インプラントの方が治療期間が短く済むのも芸能人に人気な理由のひとつです。
歯列矯正はワイヤー矯正やマウスピース矯正などの種類がありますが、約2~3年の治療期間が必要です。
歯列の状態によっては表側に器具を装着しなければならず、治療期間中に目立つのを避けたい芸能人には難しいかもしれません。
一方インプラント治療は、口腔内の状態や本数にもよりますが、事前の検査から被せ物を装着するまでの期間は約3~6ヶ月で済みます。
歯列矯正のように長い期間をかけず、歯列の見た目を整えられるのもインプラントが選ばれる理由です。
発音や発声の改善
インプラント治療をすることで発音や発声の改善につながるのも、人前で話すことが多い芸能人に選ばれる大きな理由になります。
歯並びの悪さや歯の欠落は、発音や発声が不明瞭になったり、滑舌が悪くなったりします。
歯のすき間から空気が漏れるのが原因で起こりますが、すき間を埋めるための治療は入れ歯やブリッジでも可能です。
しかし、これらは舌の可動域が狭まって違和感がある、位置によっては金具が見えてしまうなどのデメリットがあります。
インプラントは歯のすき間をしっかり埋めることができ、発音や発声に与える悪影響が少ないため、話すことが仕事の中心になる芸能人にとってメリットが大きいのです。
噛み合わせの改善
インプラントは噛み合わせの改善ができるため、自分の歯のように食事ができるのがメリットです。
咀嚼機能が低下すると、硬いものが食べにくくなったり、噛み切る力が弱くなったりして、食事の制限が発生する可能性があります。
ドラマや企画で食事することが多い芸能人には、仕事にも制限ができてしまうことになりますが、インプラント治療によって、天然歯のように食事を楽しめるようになるでしょう。
また、噛み合わせの不具合による違和感や体調不良も改善できる可能性があるため、インプラントはQOLの向上にもつながります。
高い費用対効果
インプラントは費用対効果が高いことも、芸能人に選ばれる理由のひとつです。
インプラントは原則自費診療のため費用自体は高額になる傾向があります。
しかし、インプラント治療後の審美性の高さや耐久性、治療期間の短さ、健康面の改善などを踏まえると、長い目で見れば費用対効果は高いと言えます。
インプラントは費用が高額になってもそれに見合う効果が期待できるため、芸能人に人気があるのです。
周囲の歯に影響が少ない
インプラントは自立した構造の人工歯であるため、健康な他の歯を削ったり、噛むときに負荷をかけたりすることなく、周囲の歯に影響が少ないことも芸能人に選ばれる理由です。
インプラント以外に負担をかけず歯の寿命を縮めないため、長期的に口腔内の健康を保てることにもつながります。
定期的なメインテナンスは必要ですが、周囲の歯に起こるトラブルを減らせるのもインプラントのメリットです。
見た目の維持につながる
インプラントにおける見た目の維持も魅力的な効果のひとつです。
歯根(歯の根っこ)がなく歯を失った状態の部分は、そのままにしているとその部分の骨が痩せていき(骨吸収)、顔の輪郭に影響することがあります。
顎の骨が痩せると、頬や口元のたるみやシワが目立って、老けた印象になってしまうため、芸能人にとっては悩みの種になるでしょう。
インプラント治療は、手術で顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込み結合させることで安定させるため、咀嚼時の刺激が天然歯と同じように伝わり、骨吸収を防ぐ効果が期待できます。
インプラント治療を受けた芸能人

インプラント治療を受けたことを公表している芸能人は、以下のような方々です。
- ナインティナイン 岡村隆史さん(ラジオ)
- バナナマン 日村勇紀さん(テレビ番組など)
- バナナマン 設楽統さん(インタビュー)
- 新庄剛志さん(公式Instagram)
- 有吉弘行さん(ラジオ)
- 錦鯉 長谷川雅紀さん(テレビの企画)
- 堀江貴文さん(YouTubeや講演など)
- イモトアヤコさん(X(旧Twitter)へ投稿)
- 和田アキ子さん(ラジオ)
- 小柳ルミ子さん(公式ブログ)
インプラントが芸能人のイメージに影響を与える可能性もあるため、他にも公表していないだけで、インプラント治療を受けている芸能人はいるかもしれません。
インプラントにはデメリットもある

インプラントにはメリットだけでなくデメリットもあるため、治療前にしっかり検討できるように知っておきましょう。
自費診療のため費用が高額になる可能性がある
インプラントは保険適用外で自費診療のため、治療費用が高額になる可能性があります。
費用はインプラントの本数や素材、歯科医院の料金体系、必要な検査や追加手術などにより個人差が大きいです。
1本のインプラントをした場合、費用相場としては約30~50万円が目安とはなりますが、上記のような条件により費用にかなり差が出ます。
インプラント治療をする際は歯科医師とよく相談することが重要です。
安さだけで選ぶと、インプラントの品質や歯科医院の技術に不安を覚えながら治療を受けることになりかねません。
経験と実績が豊富で信頼できる歯科医院で、費用に見合う品質の高いインプラントを選びましょう。
手術が必要
インプラント治療は、人工歯根であるインプラント体を顎の骨に埋め込む手術が必要です。
局所麻酔で行われる外科手術のため、手術後はある程度の痛みや腫れ、出血などが予想されます。
また、インプラント手術後は、個人差がありますが数日~1週間ほどは安静に過ごさなければなりません。
手術に対しての不安は人それぞれ異なるため、怖さや疑問などがある場合は、事前に歯科医師とよく相談しましょう。
インプラント周囲炎予防のためセルフケアが必要
インプラント治療後は、インプラント特有の歯周病に似たインプラント周囲炎になる可能性があるため、予防のためのセルフケアが重要です。
インプラント周囲炎は、ケア不足による細菌感染で起こることが多いため、自宅でのケアが不可欠です。
放置して病気が進行すると、インプラントの脱落につながる恐れもあります。
顎の骨の状態により治療が難しい場合もある
インプラント治療は、顎の骨にインプラント体を埋め込む必要があるため、顎の骨の状態により治療が難しい場合があります。
ただし、インプラント手術の前に骨造成(骨を増加させる手術)を行うことで、インプラントを支えられるだけの骨の厚みを出す治療も選択できます。
骨造成ができるかどうかは状態によるため、歯科医院で検査を受けて状態を確認しましょう。
定期的なメインテナンスのため通院が必要
インプラントは手術して終わりではなく、定期的なメインテナンスのために通院が必要です。
インプラント周囲炎を防ぐためのクリーニングや、インプラントの状態を確認するための検査を行ってメインテナンスをきちんとしていれば、インプラントを長持ちさせることにつながります。
通院の時間を作るのは大変かもしれませんが、トラブルが起こる前に早期発見・早期治療することで、インプラントがダメになるのを防げます。
芸能人のような綺麗な歯列を目指せるインプラントの種類

実際に芸能人が受けたインプラント治療は、どのような種類があるのでしょうか。
いくつかあるインプラントの種類を紹介します。
インプラント
一般的にインプラントというと、1本ずつ独立した人工歯をイメージするのではないでしょうか。
失った歯が数本の場合は1本ずつそれぞれをインプラントにして、健康な歯はそのまま残すことができます。
なお、本数に制限はなく、全ての歯を1本ずつインプラントにする方法も可能です。
ただし、費用は1本あたりにかかり、本数が多くなればなるだけ、また被せ物の素材を変更するとその分も合わせて高額になります。
芸能人や、予算に余裕がある場合は、1本ずつのインプラントならではの噛み応えや見た目にこだわる選択肢もあるかもしれません。
オールオン4・オールオン6
オールオン4・オールオン6とは、歯を全て失った場合に行うインプラントの種類のひとつです。
通常は1本ずつ土台となるインプラント体を埋め込むため、全ての歯をインプラントにするとなると片顎で通常8~12本の埋め込み手術が必要となります。
しかし、オールオン4・オールオン6は、片顎に4~6本のインプラント体を埋め込み、連結された被せ物を装着する治療法です。
素材により費用は差が大きいですが、ほとんどの場合は1本ずつの方が高額になります。
骨が薄くても対応できる場合もあるため、歯科医院に確認してみましょう。
インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーは、インプラントと取り外し可能な入れ歯を組み合わせた治療法です。
顎の骨に埋め込むインプラント体は2~4本ほどで、アタッチメントで取り外し可能な被せ物を装着します。
通常の入れ歯とは異なり、土台となるインプラントでしっかり固定されるため、食事もしっかり噛むことができます。
インプラント埋め込みの本数が少なく負担が軽い、費用が安くなるメリットがあります。
ただし、取り外しができるように一体化している分、見た目や機能性は他の方法より劣ってしまいます。
インプラントとセラミック治療の違い

芸能人の歯が綺麗な理由で、インプラントと並んで「セラミック治療」も挙げられます。
セラミックは歯科治療で使用される素材のことで、汚れにくく、透明感のある天然歯のような高い審美性が特徴です。
インプラントと比較されるセラミック治療とは、このセラミックを使用した差し歯(被せ物・クラウン)やラミネートベニアなどを指すことが一般的です。
ここでは、インプラントとセラミック治療の特徴の違いを解説します。
歯根が残っているかいないか
インプラントとセラミック治療の大きな違いは、歯根が残っているかいないかです。
インプラントは、歯を支える根っこである歯根が残っていないことが前提の治療法です。
一方セラミック治療は、歯根が残っていることが条件の審美目的の治療方法です。
インプラントの特徴
インプラントは、失った歯を取り戻せる審美性の高い治療です。
寿命も長く、信頼できるメーカーのインプラントであれば、適切なメインテナンスを行うことで一生使い続けることが可能です。
顎の骨と結合することにより、天然歯と同じように噛めて、食事や会話を楽しむこともできます。
自費診療のため費用は高額になりますが、長期的に使用できるため、費用対効果が高い治療です。
セラミック治療の特徴
セラミック治療とは、歯を削って上からセラミックでできた被せ物(クラウン)を装着する治療です。
芸能人が選ぶセラミック治療は、主に審美目的で行われるため、インプラントとは目的が異なります。
インプラントは手術が必要ですが、セラミック治療は手術不要で、症例や本数にもよりますが約2週間~3ヶ月で見た目を整えることができ、治療期間が短いことも特徴です。
ある程度の歯並びの調整もできて、短期間で白い歯になれると人気があります。
ただし、歯を削るため元の歯の寿命が縮む可能性があることがデメリットです。
まとめ
芸能人がなぜインプラントを選ぶのか、理由はさまざまです。
天然歯と変わらないように噛める歯を取り戻せる、美しい歯並びを手に入れるなど、選ぶ理由は人それぞれ異なります。
メリットの多いインプラントですが、デメリットも把握して、自分に合った方法を選択しましょう。
歯根が残っている場合は、セラミック治療の選択肢も検討できます。
芸能人のような美しい歯を目指したい方は、どのようになりたいかを医師とよく相談しましょう。
辻岡歯科医院は、世界的に治療実績があり、高い審美性に加えて、長期的な安定が期待できるスイスのストローマンインプラントを使用しております。
インプラント治療に不安を抱えている患者様に寄り添い、お一人おひとりに適した治療とわかりやすい費用ご提案をさせていただきます。
芸能人のような歯の白さになりたい方、インプラントの種類に迷っている方は、辻岡歯科医院のインプラント無料相談会へお気軽にご相談ください。