矯正治療
ORTHO
辻岡歯科医院の
矯正治療が
選ばれる理由
REASON

当院はこれまで40年間にわたって矯正治療に携わり、子どもから大人まで幅広い症例に対応してきました。また、その間に生まれた新しい治療法を積極的に取り入れ、より良い治療をご提供しています。
歯並びが整うと口元が美しくなりますが、最大の目的は噛み合わせを正しくすることです。歯の機能がより生かされ、虫歯や歯周病の予防にもつながります。また見た目が美しくなることにより、自信がつき、それによって持たれる精神的な恩恵は計り知れません。患者さまがよりすてきな笑顔になれるよう、機能性と審美性の両方を追求してまいります。
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矯正歯科専門医が担当
辻岡歯科医院は、矯正治療を専門的に学んできた歯科医師が常駐しています。歯科医療について幅広い知識をもつとともに、矯正治療を行なうための技術も磨いています。進化を続ける矯正歯科の学術についても常に吸収しているので、より新しい治療法も安心して受けられます。
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総合的に治療が可能な体制
当院にはあらゆる分野の知識をもった医師が在籍しています。矯正治療だけでなく、一般治療、インプラント治療、審美的歯科治療など、それぞれの専門性をもった医師が治療に取り組み、総合的な判断を行なえる体制を整えています。一般的な治療や矯正治療だけでなく、抜歯や親知らず、根管治療といった症例にもしっかり対応し、患者さまのお悩みに幅広くお応えします。
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トータルフィーシステム
はじめに治療にかかる費用を決定してお伝えします。精密検査の結果をもとに治療計画をお伝えする際、詳細な費用をご説明します。ご納得いただけない場合は治療を受けないという選択も可能です。費用について疑問がありましたら、遠慮なくご質問ください。
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治療後まで丁寧にサポート
矯正治療は、歯並びを整えたあとのケアも大切です。動かした歯はもとの位置に戻ろうとする「後戻り」の習性があり、これを防ぐための保定を行ないます。治療後も歯並びを安定させるために定期的にチェックし、治療した歯並びが安定しているか確認します。最後までしっかりフォローしますので、安心しておまかせください。
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矯正と虫歯・予防管理をトータルで対応
矯正治療では歯に装置を付けますが、歯磨きが難しくなり虫歯や歯周病にかかりやすくなります。当院では定期的に歯の健康をチェックし、虫歯や歯周病の有無を確認するほか、予防ケアやクリーニングをして歯垢などの汚れを取り除きます。お口の健康を守りながら歯並びを整え、美しい歯列に仕上げます。
矯正治療が必要な歯並び
NEED
Case
01
叢生(乱ぐい歯)
さまざまな角度から歯が生えてしまい、デコボコに並んでいます。顎が小さいことなどが原因で起こります。
Case
02
反対咬合(受け口)
下顎が上顎よりも前に出ており、見た目も不自然になります。早期の治療が必要な不正咬合です。
Case
03
上顎前突(出っ歯)
上顎の前歯が大きく突出しており、見た目にも影響が出ます。一般に出っ歯とよばれる状態です。
Case
04
空隙歯列(すきっ歯)
歯のサイズと顎のサイズのバランスが悪く、歯と歯の間に隙間ができている状態です。
Case
05
開咬
口を閉じたとき、上下の前歯が当たらずに隙間ができる状態です。奥歯に負担がかかってしまい、痛みが出る場合があります。
矯正の種類
TYPE

患者さまのご要望や歯並びの状態などに可能な限り適した治療を提供できるよう、さまざまな治療法をご用意しています。マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療のほか、表側矯正(唇側矯正)、裏側矯正(舌側矯正)、小児矯正(第1期プレート矯正)があります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療
取り外しができる装置を使った矯正治療です。透明なプラスチックで作られており、装着したまま外出してもほとんど目立ちません。また、歯磨きや食事をするときには外すことができます。治療中の口元の見た目が気になる方などにおすすめです。患者様から一番人気のある治療法です。
メリット
- 簡単に取り外すことができる
- 歯を動かすときの痛みを抑えられる
- 自分で装置を取り替えるので通院回数が少ない
- シミュレーションで治療後の歯並びを確認できる
- 5年以内であれば装置を作り直すことが可能
デメリット
- お口の状態によっては適用できない
- 装置を22時間以上装着しなければならない
- 装着時間を守るための自己管理が必要
- ワイヤー矯正よりも時間がかかる
ワイヤー矯正

表側矯正(唇側矯正)
表側矯正(マルチブラケット)とは、歯列矯正治療の一つで、歯の表面に装着するブラケット(装置)を使い、歯列を矯正する方法です。歯並びを矯正するために使用される代表的な方法の一つであり、矯正期間が比較的短く、効果的な治療方法として広く知られています。
表側矯正にも、他の矯正装置に比べて、メリットだけではなく、デメリットももちろんあります。患者様のライフスタイルに合わせた矯正ができましたら幸いです。
メリット
- ほとんどの症例に対応できる
- ほかの治療法よりも治療期間が短い
- 白や透明なワイヤー・ブラケットを使えば目立ちにくくなる
デメリット
- 装置が目立ちやすい
- 装置に汚れが付着しやすいのでメンテナンスが必要
- 装置(ブラケット)がつくため違和感が有る
- 硬いものやくっつきやすい食べ物を控える必要がある

裏側矯正(舌側矯正)
ワイヤーの矯正装置(マルチブラケット装置)を歯列の裏側に装着する治療法です。外からは装置が見えにくくなり、矯正治療中であることを気づかれにくくなります。裏側矯正(舌側矯正)はより高い技術が必要な治療法ですが、当院では充分な技術を身に付けている医師が対応します。
メリット
- 装置が見えにくくなる
- 装置が汚れても目立たない
- 唇が出っ張るような違和感がない
デメリット
- 対応できる歯科医院が限られている
- 舌が装置に当たって発音しにくい
- 舌が切れるなどのけがのおそれがある
小児矯正とは
CHILD

子どもは骨格が発達している段階にあり、顎の成長を利用した治療が可能です。上下の顎のバランスを調整することで、抜歯せずに矯正治療ができる可能性が高くなります。正しい噛み合わせに改善しておくと、将来的に口元がきれいになるだけでなく、虫歯や歯周病を予防できます。お子さまの歯並びが気になっていたら、まずはご相談ください。

小児矯正(第1期プレート矯正)
永久歯が生え揃う前に行なう矯正治療で、6歳くらいから始められます。顎がしっかり成長しないまま永久歯が生えそろってしまうと、歯がきれいに並ばずガタガタになってしまいます。第1期プレート矯正では顎の成長を促してバランスを整え、きれいな歯並びになるようにスペースを作ります。
メリット
- 顎のバランスを改善できる
- 永久歯がきれいに並ぶスペースを確保できる
- 抜歯せずに矯正治療ができる可能性が高くなる
- 矯正治療が必要になった場合も治療期間が短くなる
デメリット
- お子さま自身の努力が必要
- 乳歯を抜歯する可能性がある
- 装置で粘膜を傷つけることがある
- 装置は12~15時間ほど装着しなければならない
治療の流れ
FLOW
Step
01
カウンセリング、口腔内の確認
矯正治療について詳しく説明し、患者さまからの質問などもお受けしています。「矯正治療が必要かどうか知りたい」という段階でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。カウンセリングの際は患者さまのお口の中も拝見し、歯並びの大まかな状態や考えられる治療法などについてお話しします。
Step
02
矯正治療無料相談
(30分)矯正治療に関心をおもちの方がお気軽に一歩を踏み出せるよう、当院では無料相談を実施しています。考えられる治療法の選択肢をご説明し、おおよその治療期間や見積もりなどをお出しします。不安な点などがございましたら、小さなことでも構いませんのでお話しください。
Step
03
高機能の医療設備を用いての精密検査
矯正治療においては、事前の検査によって治療計画を立てるため、先進的な医療設備が必要です。当院では充分な装置を取りそろえ、レントゲンやCT撮影、お顔全体のバランスをチェックする顔面写真撮影、歯型取り、咬合検査などを精密に行なっています。噛み合わせを再現した模型をもとにレントゲン写真をコンピューターで分析し、治療計画に落とし込みます。
Step
04
矯正装置の作製・装着
噛み合わせが正しくなることを重視し、どのような装置が適しているかご説明します。精密検査の結果や患者さまのご要望などを考慮し、総合的に判断してより良い装置を付けていただきます。はじめは痛みや違和感を覚えることもありますが、装置を付けている間に慣れていきますのでご安心ください。
Step
05
歯の移動・定期通院
治療期間中は定期的に通院していただき、歯の移動の確認をするほか、虫歯や歯周病の有無のチェック、クリーニングや歯磨き指導をします。歯並びの状態によりますが、通院頻度は3~8週間ごとになります。全体の治療期間は数ヵ月の場合もあれば、2年以上かかることもあるので、治療計画を立てた段階でお伝えします。
Step
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保定装置の装着
歯並びがきれいになったあとは、歯を安定させるために保定装置(リテーナー)を装着していただきます。動いた歯はもとの位置に戻ろうとするため、こうした処置が必要になります。保定装置にもいくつかの種類があり、お口の状態や患者さまのご要望を考慮しながら選択します。歯並びが安定してきたのを確認したら、治療は完了です。
FAQ
矯正治療は何歳位から始めたら良いですか?
個人差はありますが6歳~10歳頃を目処にご相談下さい。
しかし、実際には症状によって矯正治療の開始時期は異なります。小児の矯正治療では受け口の場合4歳頃から開始する場合もあります。
相談するのが遅すぎて取り返しがつかなくなったとはいかないまでも治療が難しくなることも有りますので矯正相談は無料ですから「相談は早く、治療は適切な時期に」が大切になります。
一方、成人矯正は何歳からでも矯正治療を開始することが出来ます。しかし、歯周病や歯の欠損等で矯正が難しい場合もありますので担当医にご相談下さい。
どの位の期間、矯正治療するの?
個人差はありますが、一般的には以下の通りです。
小児の矯正治療
小児の矯正治療は一期治療と二期治療に分かれます。
【一期治療】一期治療の目的は顎のズレや幅を補正し、永久歯が適切に生えてくるためのスペースを確保することです。歯並びが悪くなる原因は「歯が並ぶ顎のスペースが足りない」事が主な原因となるので、このタイミングで顎の幅を拡げてあげたりします。
【二期治療】一期治療で顎の補正が完了してもまだ歯並びそのものが改善していないですから仕上げに綺麗に並べていきます。
一期治療
4〜6才
乳歯列8〜10才
混合歯列上顎の成長が旺盛
二期治療
12才頃
永久歯列下顎の成長が旺盛
成人
成人の矯正治療
一般的には2~3年位かかります。しかし、短期間で歯並びを改善したい場合、インプラントを用いて改善していく方法もあります。一度担当医にご相談下さい。
矯正治療にかかる費用はどれくらいですか?
基本的に自費診療となるため、歯科医院によって価格が違います。都市圏にあるような歯科医院では、100万円を超えるケースもあります。当院は大学病院の価格に調整しており、一般的な相場を逸脱することはありませんので、ご安心ください。和歌山県内で見ても、低い金額の範囲に収まっていると考えています。
矯正治療中は虫歯にかかりやすくなると聞きましたが、本当でしょうか?
ワイヤー矯正のように固定式の装置を使う場合、歯磨きがしにくくなり虫歯や歯周病にかかりやすいとされています。虫歯を予防するには、毎日丁寧に歯磨きをすることはもちろん、歯科医院でのチェックやクリーニングも大切です。当院では定期的に通院していただいた際に、こうした予防ケアを徹底して行ないます。虫歯や歯周病になりにくい矯正措置ならインビザライン(マウスピース矯正)がおすすめです。取り外し可能なので歯磨きがし易く、虫歯・歯周病にかかりづらくなります。
リスク・副作用
矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
- 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
- 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
- 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
- ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
- 症状によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できないことがあります。
- お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
- 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
- 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- 食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
- 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
- お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
- 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
- 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について
当院でご提供している「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年6月27最終確認)。
入手経路等
アライン・テクノロジー社(日本法人:インビザライン・ジャパン合同会社)より入手しています。
国内の承認医療機器等の有無
国内では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年6月27日最終確認)。
諸外国における安全性等にかかわる情報
1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていますが、情報が不足しているため、ここでは諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外
国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。
裏側矯正装置を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
- 矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
- 歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
- 成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
- 歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
- 歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。
第1期プレート矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能的・審美的に仕上げるための治療なので、自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 取り外せるので、装着時間を守るためのセルフコントロールが必要です。
- お子さまが治療に協力的でない場合、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 毎日の装着を怠ると、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 歯を自在に動かせるわけではないので、2期治療が必要となりますが、1期治療を行なうことで負担が軽減されます。
- この装置だけで、お口周りの問題をすべて解決できるわけではありません。
- 取り外して歯を磨けるので虫歯になるリスクは低減しますが、装置をつけていない場合よりは虫歯になるリスクが上がるので、丁寧に歯を磨くことが大切です。
- 装置に金属が使われているため、個人差はありますが金属アレルギーを発症することがあります。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
- 骨と化学的な結合をしないため、患者さまの骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
- 脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
- 歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
- 歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。
クリーニング・PMTCにともなう一般的なリスク・副作用
- 内容によっては保険適用となることもありますが、歯の病気の治療ではないため自費(保険適用外)となることもあり、その場合は保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 歯科医院でのクリーニング・PMTCだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日ごろから歯磨きなどのケアに努めることで、予防効果を上げられます。
- 歯肉の腫れや歯肉炎のある方は、器具が当たることにより痛みや出血をともなうことがあります。
- 歯と歯肉の境目への歯石の付着が多い方は、歯石除去後、歯肉から出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後しばらくすると出血は治まり、1~2日で歯肉は治癒します。
- 着色汚れや歯垢・歯石はクリーニング・PMTCで除去できますが、効果は永続的ではありません。いずれも再付着するものなので、定期的に受診して処置を受けることが大切です。