その他の治療

OTHER

口腔外科治療

SURGERY

口腔外科治療

抜歯、顎関節症・炎症・腫瘍・骨折の治療など口周りの外科的な診断・治療を行なう診療科を口腔外科といいます。
辻岡歯科医院では、口腔外科を専門的に学んできた歯科医師が担当するので、どうぞ安心しておまかせください。
なお、入院や全身管理が必要な場合は速やかに2次医療機関(大学病院など)と連携します。

親知らずの抜歯治療

親知らずの抜歯治療

親知らずが痛む場合は、できる限り早く診察を受けることが重要です。親知らずはまっすぐに生えることもあれば、歯肉に埋まったまま横向きに生えることもあります。いずれの場合も、神経へのダメージを避けるため、状況に応じて慎重に抜歯します。

お口のけが、歯が折れた・抜けた・欠けた

お口のけが、
歯が折れた・抜けた・欠けた

けがや事故などのトラブルによって歯根が折れてしまった場合、一度歯を抜いてから折れた部分を修復し、元の位置に戻す治療を検討できます。この方法は、根管内での治療が難しい場合や、抜歯をともなう根管治療が必要な場合にも有効です。

小児歯科・小児矯正

CHILD

お子さまの治療に対する辻岡歯科医院の考え方

お子さまの治療に対する
辻岡歯科医院の考え方

子どものころの怖い経験は、大人になってもトラウマとして残り続けることがあります。歯科医院での経験が、その一つとなっている方も少なくないのではないでしょうか。
当院のお子さまに対する治療コンセプトは、「無理をせず、徐々に慣れてもらう。そして最後には楽しい場所と思ってもらう」ことです。この目標を達成するために、当院ではさまざまな取り組みを行なっています。

取り組み1 まずは歯医者さんの雰囲気に慣れましょう!

取り組み1

まずは歯医者さんの雰囲気に
慣れましょう!

お子さまが初めて来院される場合、緊急時を除いてすぐに治療に入ることはありません。まずはお子さまとしっかりお話ししながら、「診察台に座る」「器具に触れてみる」などの簡単なステップから始めます。大切なのは、歯科医院の雰囲気に少しずつ慣れてもらい、スタッフとの信頼関係を築くことです。
ご自身の幼少期を思い出してみてください。「歯医者に行くのが楽しみだった」という方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。たしかに、マスクで顔がよく見えない大人に、ほとんど会話もないままいきなり痛みをともなう処置をされれば、「歯医者=怖いところ」という印象をもってしまうでしょう。特に想像力が豊かなお子さまは、その恐怖がより強く心に残ってしまいます。
小さいときは保護者の方がご一緒なので、ある程度は我慢して通ってくれますが、成長するにつれて、通院するかどうかの判断はお子さま自身に委ねられるようになります。もしその時点で歯科医院へのネガティブな感情をもっていたら、痛みに耐えられなくなるまで放置し、症状が悪化してからようやく受診する、ということにもなりかねません。
私たちは、これまでの経験から、お子さま一人ひとりのペースに合わせた丁寧なコミュニケーションにより、お子さまが心を開いて自ら治療に協力してくれるようになることを知っています。歯医者を「怖いところ」ではなく「安心できるところ」と思ってもらえるよう、私たちは全力でサポートします。大切なお子さまの歯の健康は、ぜひ私たちにおまかせください。

取り組み2 可能な限り「無痛治療」を─痛いのバイバイ!

取り組み2

可能な限り「無痛治療」を─
痛いのバイバイ!

「痛み」が苦手なのは、大人も子どもも同じです。「痛み」が原因で歯医者嫌いになってしまうお子さまが多くいらっしゃいます。そのため当院では、お子さまの治療においても大人と同様に痛みを抑えられるようさまざまな工夫を凝らし、可能な限り痛みのない「無痛治療」を心がけています。
「歯医者さんは怖くない!」と思ってもらえるよう、スタッフ一同、お子さま一人ひとりに寄り添った治療をご提供しています。

取り組み3 フッ素塗布で虫歯予防!

取り組み3

フッ素塗布で虫歯予防!

乳歯の虫歯は、後から生えてくる永久歯に影響を及ぼすおそれがあるため、虫歯の発症を防ぐフッ素塗布がおすすめです。フッ素塗布は、歯を虫歯になりにくい強い状態にするだけでなく、お子さまが小さいころから通院することで歯科医院に慣れる良い機会にもなります。
フッ素塗布の方法はとても簡単です。お子さまが食べても安心なりんご味やぶどう味のジェルを歯に塗るだけです。短時間で終わるので、小さなお子さまでも安心して受けていただけます。

▼フッ素の力

  • 初期の虫歯を修復し、進行を抑える
  • 歯質を強化し、虫歯になりにくくする
  • 虫歯菌の活動を抑制する
取り組み4 保護者の方もご一緒に学びましょう!

取り組み4

保護者の方もご一緒に学びましょう!

保護者の方から、「どうせ大人の歯が生えてくるから、子どもの歯が虫歯になっても大丈夫ですよね?」とご質問いただくことがあります。これは大きな間違いです。
正しい知識を得ていただくためにも、当院ではお子さまが治療に慣れるまでは、保護者の方にもご同席いただいています。

乳歯には重要な役割があるため、おろそかにしてはいけません。
そのひとつは、永久歯が正しい位置に生えるよう促す誘導です。永久歯に生え替わるまでに乳歯が虫歯などで失われてしまうと、永久歯が正しい位置に生えなかったり、生えてこなくなることがあります。

もうひとつの役割は、永久歯が生えるスペースの確保です。虫歯などにより乳歯を早い段階で抜くと、その空いたスペースを埋めようとして隣の歯が寄ってきます。その結果、永久歯が生えるための充分なスペースがなくなり、正しい位置に生えてこず、歯並びに悪影響を及ぼしてしまいます。

ほかにもお子さまの歯に関する誤った認識が少なくありません。また、歯を守るための正しい知識や方法をご存じない方もいらっしゃいます。 そのような状況をなくすためにも、当院では保護者との学びを大切にしています。お子さまのお口の健康を維持するためには、保護者のご協力が不可欠ですので、ぜひ私たちと一緒に学んでいきましょう。

マタニティ歯科
(妊婦健診)

MATERNITY

マタニティ歯科(妊婦健診)

妊娠中は体の変化とともに、お口の中の環境も大きく変わります。体調やホルモンバランスの影響で虫歯や歯周病の発症リスクが高まり、特に歯周病は早産や低体重児出産のリスクをともないます。元気な赤ちゃんを迎えるためにも、体調や周期に配慮しながら、早めの予防と適切な治療を行なっていくことが大切です。
無理のない治療計画を立ててまいりますので、どうぞ安心して受診ください。

当院のマタニティ歯科では、妊娠中の虫歯や・歯周病治療など、妊娠期間に応じた診療をご提供しています。

マタニティ歯科(妊婦健診)が大切な理由

ホルモンバランスの変化により、歯周病を発症しやすくなる

ホルモンバランスの変化により、歯周病を発症しやすくなる

妊娠中は唾液の分泌量が減少し、お口の中が酸性に傾くことで、虫歯ができやすい状態になります。さらに、つわりの影響で歯磨きが充分にできなかったり、食生活の変化や食べづわりによる頻繁な飲食など、日常の習慣も虫歯の発症リスクを高める要因となります。

妊娠中特有の口腔トラブルが現れることがある

妊娠中特有の口腔トラブルが現れることがある

妊娠すると女性ホルモンが増加することで、歯周病の原因菌が活発になり、歯肉に炎症が起こりやすくなります。歯周病菌は女性ホルモンを好むため、妊娠中は特に注意が必要です。
重度の歯周病になると、歯肉で発生した炎症性物質が血流に乗って全身に広がり、子宮を収縮させる物質の分泌を促すことで、早産を引き起こすリスクが高まることがわかっています。歯周病の妊婦さんは、そうでない方に比べて約7.5倍も早産のリスクが高くなるといわれています。
こうしたリスクを防ぐためには、定期的に歯科医院で歯石を除去することが大切です。歯石はご自宅での除去ができないため、ぜひ歯科で専門的なケアを受けましょう。

あかちゃんの虫歯リスクに影響を及ぼすおそれがある

あかちゃんの虫歯リスクに影響を及ぼすおそれがある

お腹のあかちゃんの健康を守るためにも、まずはお口の現状をしっかり把握することが大切です。これまで歯科の定期検診を受けていた方も、妊娠をきっかけにあらためて受診しましょう。
出産後は、お子さまの虫歯の発症に注意しましょう。生まれたばかりのあかちゃんのお口の中には、虫歯の原因菌はいませんが、徐々に周囲の大人との接触が増えることで感染します。そのため、妊娠中からご両親がお口のケアを徹底することで、生まれてくるお子さまの虫歯予防にもつながるのです。
もし気になる症状や不安なことがあれば、出産前にきちんと解決しておくことが安心につながります。ぜひ一度当院にお越しください。来院されるときは、母子手帳と補助券をご持参ください。

歯ぎしり、
食いしばりの治療

TEETH GRINDING

ナイトガード(就寝時マウスピース)

ナイトガード
(就寝時マウスピース)

歯ぎしりや食いしばりを予防し、歯や歯周組織に過度な負担がかからないようにします。歯ぎしりは、食事中の咀嚼(そしゃく)力の3〜4倍もの強い力がかかっているといわれています。睡眠中は無意識で歯ぎしりが行なわれるため、歯がすり減ったり割れたり、抜けたりするなどの問題が起こることがあります。顎にも大きな負担がかかるため、顎関節症の原因にもなりかねません。
その対策として有効なのが「ナイトガード」です。歯への負担を軽減するだけでなく、顎関節症の改善にも有効です。

マウスガード(スポーツ用マウスピース)

マウスガード
(スポーツ用マウスピース)

スポーツ中は、力を発揮するために無意識に歯を食いしばりますが、強すぎる食いしばりは歯にダメージを与えてしまうことがあります。マウスガードを装着することで、こうした食いしばりの力から歯をしっかりと保護できます。
特にラグビー、ボクシング、柔道などのコンタクトスポーツ(激しく接触するスポーツ)では、衝撃によって歯の破折や脳震盪(とう)を引き起こすおそれがあるため、その予防にも効果的です。マウスガードを噛み締めることで力が入りやすくなり、パフォーマンスが向上する方もいらっしゃいます。
当院では、一人ひとりの歯列に合わせたオーダーメイドのマウスガードを作製しています。スポーツを安全に、そしてより高いパフォーマンスで楽しむためにも、ぜひご相談ください。

訪問歯科とは

VISIT

訪問歯科とは

歯科医院への通院が難しい患者さまのために、歯科医師がご自宅や各種施設へ直接お伺いして治療を行ないます。「治療やケアは歯医者さんでしか受けられない」と思われがちですが、ご高齢の方の診療に慣れている歯科医師が、院内での診療とほとんど変わらない診療をご提供します。ご自宅でも安心して良質なケアを受けていただけます。

訪問歯科の流れ

  1. Step

    01

    訪問

    歯科医師が和歌山市内の対象エリアにあるご自宅に伺い、診療します。必要な機器は全て準備・持参しますので、ご安心ください。

    訪問
  2. Step

    02

    検査

    お口の中の状態を確認し、必要な検査を行ないます。現在のご病気や服用中のお薬などについてもお聞きします。必要に応じてかかりつけの医師と連携し、患者さまの体調に配慮しながら診療を進めます。1回の診療時間は30分程度です。

    検査
  3. Step

    03

    治療計画の立案・説明

    全身の健康状態や、患者さんご自身とご家族からのご要望などを考慮しながら治療計画を立て、現在可能かつ適した治療法を考え、ご説明します。

    治療計画の立案・説明
  4. Step

    04

    治療

    入れ歯の作製や調整、虫歯治療、抜歯などを行ないます。治療に際しては、患者さまの体調や全身の状態を充分に考慮したうえで、安全に配慮しながら進めていきます。

    治療

口腔ケアの目的

  • 1. 誤嚥性肺炎の予防

    1. 誤嚥性肺炎の予防

    高齢者に多く見られ、現在日本人の死因の第3位にもなっている誤嚥性肺炎は、お口の中の細菌が睡眠中などに気管へ入り込み、肺に炎症を引き起こす病気です。特に免疫力や体力が低下している方は、お口の中が不衛生な状態になることで細菌が繁殖しやすくなり、誤嚥性肺炎の発症リスクが高まります。
    お口の中を清潔に保つことは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、誤嚥性肺炎を防ぎ、全身の健康を守るうえでもたいへん重要です。

  • 2. 虫歯・歯周病の予防

    2. 虫歯・歯周病の予防

    寝たきりや介護が必要な状態になると、筋力だけでなく免疫力も低下し、自分で充分に歯を磨くのが難しくなります。その結果、虫歯や歯周病の発症リスクが大きくなります。お口の健康を維持し続けるためには、定期的なケアと専門的なクリーニングによって、清潔な状態を保ち続けることが効果的です。

  • 3. 入れ歯を原因とする口内炎の予防

    3. 入れ歯を原因とする口内炎の予防

    入れ歯に付着した汚れが原因となり、口内炎を引き起こすことがあります。これを防ぐためには、入れ歯の定期的な清掃が欠かせません。また、合わない入れ歯を無理に使い続けるとお口の中に傷ができ、炎症を起こすこともあります。そのような場合は入れ歯の調整や、必要に応じて新しい入れ歯への作り替えを検討することが大切です。

こんなお悩みは
ありませんか?

  • 入れ歯が痛い・外れる

    入れ歯がいまのお口に合っていません。調整や作り直しで、以前より快適に会話や食事ができるようになります。

  • 歯肉から血が出る、歯が揺れる

    歯周病が進行しているおそれがあります。歯周病の段階に合わせた治療により、歯肉の状態を改善していきましょう。

  • 歯の黒ずみ・痛みがある

    虫歯になっているおそれがあります。放置すると悪化するため、早めの治療が必要です。

  • 自分で充分なケアができない

    寝たきりなどご自身で充分にお口のケアができない場合は、歯科医師が歯磨き指導や口腔ケアをサポートします。お口の健康を保つことで、全身の健康にもつながります。

訪問診療の対象となる方

  • お身体が不自由な方、認知症や寝たきりの方
  • 複数の介護サービスを利用されている方
  • 上記の理由などで通院が困難な方

対象となるかご不明の場合は、当院までお気軽にご相談ください。

辻岡歯科医院の訪問歯科について

辻岡歯科医院の訪問歯科について

訪問歯科は、ご自宅や施設で歯科治療を受けられる大切な手段です。

訪問歯科は、ご自宅や施設で歯科治療を受けられる大切な手段です。当院の訪問診療は保険適用で受けられ、交通費のお支払いや謝礼は一切不要です。診療に必要な機器や材料は全て当院が準備しますので、ご負担なく安心して治療を受けていただけます。
通院が難しいという方は、ぜひ当院の訪問歯科をご活用ください。

リスク・副作用

口腔外科治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性や審美性を重視するため、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 手術後、歯肉・顎などの炎症・疼痛・腫れ、組織治癒の遅延などが現れることがあります。
  • 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。

親知らずの抜歯にともなう一般的なリスク・副作用

  • 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
  • 抜歯後の数日は、腫れや痛み、出血が止まらないことがありますが、多くの場合、数日から1週間ほどでおさまります。
  • 下唇から下がしびれる神経麻痺を生じることがあります。
  • 舌の一部または全部の神経が麻痺し、味覚も麻痺する場合があります。
  • 下顎を抜歯した場合、抜歯した傷口から空気が入り、突然頬や顎が腫れることがあります。

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 歯肉に塗布する表面麻酔や、一般的な歯科治療で歯肉に注入する浸潤麻酔は保険診療となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
  • 浸潤麻酔の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
  • そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
  • 麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
  • アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。

マタニティ診療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 自費診療(保険適用外)となることがあります。その場合は、保険診療よりも高額になります。
  • 母子手帳を持参し、ご自身が妊娠中であることを伝えていただくとスムーズです。
  • 治療内容によっては、同じ姿勢を取り続けることがあり、お体やお腹の赤ちゃんにとって負担となるため、仰向けがつらくなりましたらお知らせください。
  • 妊娠初期は悪阻(つわり)により、お口に治療器具が入ることで吐き気をもよおす場合があります。妊娠後期はお腹がかなり大きく、治療のための姿勢の維持が難しくなるため、母子ともに状態が安定している妊娠中期の通院をおすすめします。

歯ぎしり・食いしばり治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 治療に使うマウスピースは、不快感がないよう設計されていますが、嘔吐反射が強い方やお口の中の異物感に敏感な方は、装着が難しいことがあります。
  • マウスピースを装着しているときは、歯は唾液と接することがないので、虫歯になるリスクが高くなることがあります。

マウスガード(スポーツ用マウスピース)の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 使い続けていると裂けたりすり減ってくるなど、傷みが生じます。
  • 成長などお口の環境の変化により、合わなくなることがあります。
  • 傷んだり合わなくなったまま使い続けると、パフォーマンスが下がるだけでなくけがのリスクも増えるので、定期的に歯科医師のチェックを受けてください。

訪問診療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 保険診療となるのは、基本的には治療を希望される歯科医院から半径16km圏内に限られます。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 保険診療となっても、通院する場合よりも治療費・指導料などがかかるため、費用が多少高額になります。
  • 治療費以外に、移動にかかった交通費や出張費がかかることがあります。
  • 高齢・病気・けがなどが原因でお体が不自由な方、要介護状態の方、寝たきりの方、体に障害のある方など、1人での通院が困難な方が対象となります。車椅子で移動できたり、ほかの医療機関に通院している場合には適用できません。
  • 基本的には通院と同様の治療をご提供できますが、すべての設備がそろっているわけではないので、治療内容が制限されることがあります。
  • 治療内容によっては、すぐに対処することが難しい場合があります。