料金表

PRICE

トータルフィーシステム
(総額提示制度)
について

SURGERY

トータルフィーシステム(総額提示制度)について

辻岡歯科医院では、治療前にインプラントにかかる全ての費用をご提示する「トータルフィーシステム(総額提示制度)」を採用しています。

治療費は、
①検査費用 + ②インプラント本体費用 + ③上部構造(人工歯)費用
の合計で算出されます。

事前に治療費をご確認いただき、ご同意いただいてから治療を始めます。
後から追加費用などがかかる心配はありませんので、ご安心ください。

インプラント治療
料金表

IMPLANT

検査費用

診療内容等料金
(税込)
インプラント相談料無料
精密検査(CT撮影)無料

検査の一般的な期間・回数

期間:1~2週、回数:1~2回

治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

インプラント本体費用

インプラント本体費用(手術費込み) + アバットメント(支台装置):本体費用に含む + 上部構造(人工歯)

診療内容等
(上部構造)
料金
(税込)
銀歯330,000
ジルコニア370,000
セラミック420,000

インプラントの一般的な治療期間・回数

治療期間:4~7ヵ月、治療回数:6~10回

治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

インプラントオプション

症例によって下記が必要になります。

診療内容等料金
(税込)
GBR
(人工骨の量による)
50,000
100,000
ソケットリフト
(1歯あたり)
(人工骨の量による)
50,000
100,000
サイナスリフト
(人工骨の量による)
150,000
250,000
セデーション
(静脈内鎮静法※)
100,000

麻酔の専門性を持つ医師が全身の管理を行ない、点滴で鎮静薬を投与して眠ったような状態をつくり出します。不安や恐怖を感じず、リラックスして手術に臨める麻酔法です。

骨造成の一般的な治療期間・回数

治療期間:3~6ヵ月、治療回数:3~8回

治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

別途費用について

診療内容等料金
(税込)
メンテナンス管理料金
(3ヵ月から半年に1度)
3,000
円前後/1回

矯正治療
料金表

ORTHO

マウスピース矯正
(インビザライン)

診療内容等料金
(税込)
マウスピース矯正
全体矯正
60回払いの場合月々約
12,000
一括払いの場合750,000
円~

マウスピース矯正
部分矯正

※分割払いも可能

300,000

マウスピース矯正の一般的な治療期間・回数

【全体】治療期間:1.5~3年、治療回数:18~36回
【部分】治療期間:0.5~1年、治療回数:6~12回

治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

表側矯正(マルチブラケット)

診療内容等料金
(税込)
表側矯正
全体矯正
60回払いの場合月々約
11,000
一括払いの場合650,000
円~

表側矯正
部分矯正

※分割払いも可能

片顎月々
100,000
両顎月々
250,000

表側矯正の一般的な治療期間・回数

【全体】治療期間:1~2年、治療回数:12~24回
【部分】治療期間:0.5~1年、治療回数:6~12回

治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

裏側矯正

診療内容等料金
(税込)
裏側矯正
上顎のみ
60回払いの場合月々約
15,000
一括払いの場合850,000
円~

裏側矯正
上下顎両方

※分割払いも可能

1,050,000

裏側矯正の一般的な治療期間・回数

【全体】治療期間:1.5〜2.5年、治療回数:18~30回
【部分】治療期間:0.5~1年、治療回数:6~12回

治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

第1期プレート矯正
(6~11歳くらいの子ども)

診療内容等料金
(税込)

プレート矯正

治療期間:約1年〜2年

60回払いの場合月々約
6,000
一括払いの場合350,000
円~

プレート矯正の一般的な治療期間・回数

治療期間:1〜2年、治療回数:12~24回

治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。

矯正治療全体の費用

診療内容等料金
(税込)
①無料相談
さまざまな治療法のなかから患者さまのご要望やご予算を考慮して、適切な方法をご提案します。
初診料0
相談料0
②精密検査
矯正治療で大切な、歯型を作るために必要な検査です。
歯型採取・レントゲン撮影・CT撮影・精密な写真撮影(口腔内・顔面)を実施します。
検査料50,000
③矯正歯科治療費用表側矯正全体
矯正
650,000
部分
矯正
100,000
250,000
舌側
矯正
上顎
のみ
850,000
上下顎両方950,000
マウスピース
矯正
全体
矯正
750,000
マウスピース
矯正
部分
矯正
300,000
子どもの矯正350,000
④毎月の処置費用固定調整費用0
⑤リテーナー(保定装置)
「後戻り」を防ぐため、矯正治療終了後に使う装置です。
保定装置費用50,000
オプション費用
ほとんどの場合、必要ありません(患者さま10名中、1名ほど必要)。
顎変形症の手術が必要な場合、保険適用となります。
インプラント
アンカー
30,000

お支払い方法

PAYMENT

当院では、下記のお支払い方法からお選びいただけます。

  • 一括払い

  • 院内分割(金利ゼロ)払い

    ※2回払い

  • 各種クレジットカード

  • デンタルローン

お支払い例

インプラント(1本)330,000円(税込)の場合、お支払い回数60回

月々5,500円のお支払いでインプラント治療が可能。

医療費控除

DEDUCTION

医療費控除とは

本人および生計を同じにする配偶者、その他親族のために1年間(毎年1月1日から12月31日まで)に10万円以上の医療費を支払った場合、一定の金額の所得控除を受けられる制度です。翌年の3月15日までに申告することで医療費控除が適用され、税金が還付されます。申告し忘れても、5年前までさかのぼって申告できます。

控除額について

控除額は、下記の計算式で算出できます。

医療費控除額(※1)

1年間
(1月1日~12月31日)
に支払った金額

各種保険で
支払われた金額(※2)

10万円
または所得の5%(※3)

  • 算出した金額がマイナスの場合は医療費控除対象外。控除額の上限は200万円。
  • 出産育児一時金、配偶者出産育児一時金、家族療養費、高額療養費生命保険会社・損害保険会社から支払われた傷害費用保険金・医療保険金・入院給付金など。
  • 所得金額が200万円未満の方は、所得金額の5%。

医療費控除の対象となる医療費

おもに、下記の内容に支払った医療費が控除の対象になります。

  • 医師または歯科医師による診療・治療
  • 治療または療養に必要な医薬品の購入
  • 病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院、指定介護療養型医療施設、指定介護老人福祉施設、指定地域密着型介護老人福祉施設または助産所への入所
  • あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師による施術
  • 保健師、看護師、准看護師による世話

など

また、治療のための通院費も医療費控除の対象になります。小さなお子さまの通院に付き添いが必要なときなどは、付き添われる方の交通費も通院費に含まれます。通院費として認められるのは、交通機関などを利用したときの人的役務の提供の対価として支出されるものです。自家用車で通院したときのガソリン代や駐車場代などは、医療費控除の対象になりません。

矯正治療も医療費控除の対象に

矯正治療が控除の対象となるか否かは、治療時の年齢や目的により判断されます。
良好な噛み合わせの確立は、子供が健全に成長するうえでは欠かせません。顎骨のスムーズな成長を促すための矯正は、必要な治療と考えられるため、成長過程にある子供の矯正治療は、多くの場合控除の対象になると考えられます。
大人が不正咬合による咀嚼障害や発音障害など機能的な問題を解決するために行なう矯正治療は、控除の対象になります。ただし、審美的な目的で行なう矯正治療は、控除の対象にはなりません。

還付を受けるために必要なもの

医療費控除を受けるには確定申告する必要があります。毎年2月16日から3月15日までの間に行ない、還付の手続きをしてください。確定申告時には、下記の書類の用意や税務署への提出が必要です。

  • 確定申告書
  • 医療費控除の明細書

など

医療費控除についての詳細は、国税庁のホームページ「医療費を支払ったとき(医療費控除)」、「医療費控除の対象となる医療費」をご確認ください。

リスク・副作用

インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
  • 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
  • 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
  • 手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
  • 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
  • 手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
  • インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
  • 毎日の清掃が不充分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。

骨造成にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 外科手術が必要となります。
  • 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
  • 治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。
  • 歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
  • 口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
  • 日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
  • サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞膜が破れる可能性があります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。
  • 体の状態や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き、ご希望があれば再治療を行ないます。
  • 骨の成長途中であるお子さま(おおよそ18歳未満の方)、妊娠中の方は治療が受けられません。

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  • ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  • 症状によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できないことがあります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  • 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
  • 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  • お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。

薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について

当院でご提供している「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。

未承認医療機器に該当

薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年6月27最終確認)。

入手経路等

アライン・テクノロジー社(日本法人:インビザライン・ジャパン合同会社)より入手しています。

国内の承認医療機器等の有無

国内では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年6月27日最終確認)。

諸外国における安全性等にかかわる情報

1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていますが、情報が不足しているため、ここでは諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。

医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外

国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

部分矯正にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 前歯6本だけを治す方法なので、噛み合わせは改善できません。噛み合わせの改善を希望される方は、全顎の矯正治療が必要となります。
  • 症状によっては、でこぼこの前歯がきれいに並ぶスペースを確保するため、歯と歯の間を削る必要があります。しかし、エナメル質(歯の表面)を0.3~0.8mmほど削る程度なので、歯への支障はほとんどありません。
  • 前歯だけの治療となり動きが限られているので、症状によっては希望どおりに仕上がらないことがあります。

裏側矯正装置を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
  • 矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
  • 歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
  • 成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
  • 歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
  • 歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
  • 骨と化学的な結合をしないため、患者さまの骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
  • 脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。

口腔外科治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性や審美性を重視するため、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 手術後、歯肉・顎などの炎症・疼痛・腫れ、組織治癒の遅延などが現れることがあります。
  • 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。

親知らずの抜歯にともなう一般的なリスク・副作用

  • 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
  • 抜歯後の数日は、腫れや痛み、出血が止まらないことがありますが、多くの場合、数日から1週間ほどでおさまります。
  • 下唇から下がしびれる神経麻痺を生じることがあります。
  • 舌の一部または全部の神経が麻痺し、味覚も麻痺する場合があります。
  • 下顎を抜歯した場合、抜歯した傷口から空気が入り、突然頬や顎が腫れることがあります。

麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 歯肉に塗布する表面麻酔や、一般的な歯科治療で歯肉に注入する浸潤麻酔は保険診療となります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
  • 浸潤麻酔の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
  • そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
  • 麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
  • アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。

マタニティ診療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 自費診療(保険適用外)となることがあります。その場合は、保険診療よりも高額になります。
  • 母子手帳を持参し、ご自身が妊娠中であることを伝えていただくとスムーズです。
  • 治療内容によっては、同じ姿勢を取り続けることがあり、お体やお腹の赤ちゃんにとって負担となるため、仰向けがつらくなりましたらお知らせください。
  • 妊娠初期は悪阻(つわり)により、お口に治療器具が入ることで吐き気をもよおす場合があります。妊娠後期はお腹がかなり大きく、治療のための姿勢の維持が難しくなるため、母子ともに状態が安定している妊娠中期の通院をおすすめします。

歯ぎしり・食いしばり治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 治療に使うマウスピースは、不快感がないよう設計されていますが、嘔吐反射が強い方やお口の中の異物感に敏感な方は、装着が難しいことがあります。
  • マウスピースを装着しているときは、歯は唾液と接することがないので、虫歯になるリスクが高くなることがあります。

マウスガード(スポーツ用マウスピース)の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 使い続けていると裂けたりすり減ってくるなど、傷みが生じます。
  • 成長などお口の環境の変化により、合わなくなることがあります。
  • 傷んだり合わなくなったまま使い続けると、パフォーマンスが下がるだけでなくけがのリスクも増えるので、定期的に歯科医師のチェックを受けてください。

訪問診療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 保険診療となるのは、基本的には治療を希望される歯科医院から半径16km圏内に限られます。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 保険診療となっても、通院する場合よりも治療費・指導料などがかかるため、費用が多少高額になります。
  • 治療費以外に、移動にかかった交通費や出張費がかかることがあります。
  • 高齢・病気・けがなどが原因でお体が不自由な方、要介護状態の方、寝たきりの方、体に障害のある方など、1人での通院が困難な方が対象となります。車椅子で移動できたり、ほかの医療機関に通院している場合には適用できません。
  • 基本的には通院と同様の治療をご提供できますが、すべての設備がそろっているわけではないので、治療内容が制限されることがあります。
  • 治療内容によっては、すぐに対処することが難しい場合があります。